トラストバンクテックブログ

株式会社トラストバンクのプロダクト系メンバーによるブログです

2025 プロダクトオーナーの振り返り

この記事はトラストバンク Advent Calendar 2025 の22日目の記事です。

パブリテック事業部プロダクトグループのこんどうです。

「デジタル化総合プラットフォーム」サービス「LoGoフォーム」のプロダクトオーナーをしています。 LoGoフォームのプロダクト開発ではスクラム開発を2023年6月から実践しております。

3年連続でプロダクトオーナーの振り返りを記載していきたいと思います。

(今年も)チーム体制の変化

前年のLeSSの学びを組織として活かしていくために、チーム体制の見直しを行いました。 2025年3月より、以前は開発とインフラ(SRE)で別チーム体制だったものを、開発とインフラ(SRE)を統合し、よりフィーチャーチームに近い体制としました。 それに伴いメンバーの異動があり、また5月からは新メンバー加入もあり、LeSSを目指した1プロダクトバックログ2スクラムチーム体制としています。

LoGoフォーム体制表

メンバーの追加は初めての経験で、「難しいよ」とアジャイルコーチからも伺っていたいたのですが、想像以上の難しさを実感しています。 2チーム体制になることでPOもSMもコミュニケーションでカバーすることが物理的に難しくなったり、これまで暗黙的に実施できていた点が言語化や基準不足により実施できなくなったり、運用できなくなったりしています。

継続的に、曖昧さを減らす、基準を増やす、手順の整備などを進めていくことで、属人性を属チーム性に近づけていく活動を進めております。

(今年も)スクラム(特にLeSS)についての学びを深めた(つもり)

前年に引き続き、スクラムやLeSSについての学びを深めてまいりました。 10月に開催されたLeSS' Yoaké ASIS 2025にスポンサーとして参加させていただいたり、期間中に開催されたトレーニング「Certified Systems Thinking」に参加いたしました。 私以外にも組織のメンバーが各種トレーニングに参加し、学びの共有を行っています。

前述した体制変更もあり、基本に立ち返る瞬間が多かった1年で、2023年に参加したCSPOトレーニングや2024年に参加したCLPトレーニング、その他コーチから学んだこと、日々のフィードバックを振り返り、検査と適応を繰り返す日々です。

スクラムを実践することで可視化される現状に対して、変化を加え、行動の変化を観察し、次の変化を繰り返し続けます。

プロダクトオーナーとしての確立

前年にフルタイムのスクラムマスターが加入したことで、よりプロダクトオーナーの責務に集中できるようになりました。 その中で本当にプロダクトオーナーが重視すべきことを再確認していきました。

アジャイルコーチからフィードバックされていた課題の1つ、「スクラムの5つの価値基準」の「公開」の強化に積極的に取り組みました。

1つ目は計画(プロダクトゴール)に対する進捗の可視化です ステークホルダーとの会話を強化し、複数プラン(幅のある)の計画を示し、その進捗をスプリントレビューの際に振り返っていくサイクルにしました。 計画に従うことよりも変化への対応を、 と言いつつも、無計画や行き当たりばったりでは信頼を得ることができないのも当たり前なので、計画的に進めることと変化への対応のバランスを可視化していきました。

2つ目は集中する領域を絞ることです 昨年まではフルタイムのスクラムマスターが不在であることや、1チームの期間があったことで、責任範囲が曖昧だったり会話でカバーしようだったりと甘え・言い訳に繋がるような自体も多くありました。 フルタイムで専任のスクラムマスターがいてくれることで、プロダクトオーナーとして、人ではなくチームに集中できるようになりました。 またチームの現状を把握して、プロダクトバックログアイテムを書くことへの意識も高まりました。 如何に人への依存を減らし、プロダクトのROIを安定・向上させる確率を高めたり、選択肢を複数持てるかという点に注力できる状況ができてきています。

3つ目は優先順位の考え方を明らかにすることです

プロダクトオーナーを務めるようになってから、継続的に言われてきていた優先順位の考え方・方程式を可視化することの大切さです。 必要とは認識しつつも、なかなか言語化が難しかったところで、体制変更に伴い必要性がより高まっていくなかで向き合い続けました。 あくまでも現状の考え方は概ね整理できてきて、開発者やステークホルダーとのギャップもあることもわかってきている現状認識で、引き続き実践しながらより明確化に努めていく次第です。

最後に

今年で3年連続で同じテーマで記事を書いていますが、今年が1番プロダクトオーナーらしいことの割合が増えているなと感じていて、チームの変化を感じることとなりました。 成長は、常に3歩進んで2歩戻るようなことを繰り返しと思いますが、少しずつ水準を上げていき、ケイパビリティが高まっていることを見せていきたいなと思いますし、それをユーザー価値提供のスピードや質として還元していかなくてはと思います。

TO DARE IS TO DO