トラストバンクテックブログ

株式会社トラストバンクのプロダクト系メンバーによるブログです

フロント業務からプロダクト業務(UXリサーチ)へのキャリアチェンジ

この記事はトラストバンク Advent Calendar 2024 の6日目の記事です。

はじめまして。私はトラストバンクでUXリサーチ業務をしています。

この会社に入社し、今年の10月で早5年が経ちました。

区切りの良い数字なので、この機会に自分の歩いてきた道を振り返ろうと思います。

この5年間で自分の中で最も大きな出来事が、フロントからプロダクトへのキャリアチェンジでした。 今回は、その経験をもとに以下について綴ろうと思います。

キャリアチェンジを検討している方に向けて、少しでも参考になれば幸いです。

あ、あと、この記事では弊社への愛と親しみを込めて、

トラストバンクのことはTB、ふるさとチョイスのことはチョイス、と呼びますね。

キャリアチェンジの経緯

私のTBキャリアは、自治体さんのフロント業務からスタートしました。

自治体職員さんにふるさと納税や地域の課題をヒアリングして、一緒に解決に導くことを自分のチームの役割として認識していました。

多くの自治体さんと日々関わらせいただく中で、

担当自治体さんがやりたいことを、チョイスで実現できたときや、自分が企画・運営したオンラインイベントに参加してよかったと言われたときは特に嬉しかったです!

個性豊かで、アグレッシブで素敵なチームメンバーたちからも日々刺激を受けていました。

プロダクト側への転身

3年ほど前に自己都合で2ヶ月ほど休職した時期があり、その際にキャリアについていろいろと考える機会がありました。

当時、私は現場の声を社内にうまく伝達できないという壁にぶち当たっていました。

担当自治体さんからご相談をいただいていると、自分の力だけでなく、社内の人たちを巻き込まないと解決に進めないシーンがあります。

いただいた相談内容を咀嚼して、

  • 問題とその要因を整理する

  • チョイスのアセットを駆使した解決策を考えて発信する

  • 協力してほしい人に筋道立てて話す

上記の行動に繋げていくことが私は特に苦手で、「役に立ててるのかな」と悶々することがありました。

それが直接の理由ではありませんでしたが、「新たな視点で地域に貢献したい」「自分ができることを増やしたい」という気持ちから、キャリアチェンジすることを決めました。

UXリサーチャーになった背景

と、見出し👆️に書いてみましたが、最初から確固たる意志でUXリサーチャーを目指したのではなく。

その時ポジションが空いていたので「前職でリサーチ業務を少し齧ったから、チャレンジしてみようか」という感じでした。

最初は、MTGで話されている内容が理解できなかったり、インタビューのモデレーター(進行役)初挑戦のときに緊張しまくりだったりで、「これ、ほんまにUXリサーチャーとして独り立ちできる?」と不安に思うことが多々ありました。

ただ、UXリサーチ業務に携わる中で、TBメンバーからこのような言葉をもらう機会があり、UXリサーチャーとしてもっと成長したい!というモチベアップにつながりました。

📣事前に施策の仮説検証ができ、ファクトを元に施策の詳細を詰められる。プロジェクト成功への近道になる

📣それ以前には知り得ない情報を補完してくれて、事業計画を策定することができた

📣僅かな期間で成果を出せたのは間違いなくリサーチのおかげ

また、前のチームで培った地域側の視点に、プロダクトづくりの視点、チョイスユーザーの視点がプラスされ、事業の解像度がどんどん上がっている感覚があり、もっと開眼したいな~と思ってます。

そんなこんなで、今後もUXリサーチの経験を積んでいきます。

プロダクトの業務理解のコツ

最後に、未経験からプロダクト分野の業務にチャレンジする人に向けて、私からのアドバイスコーナーとなります。

1. よく分からない横文字ワードをマスターする

聞き慣れない横文字ワードが分からず、こっそりググってたのはいい思い出です。笑

「モック」とか「モジュール基盤」とか「スプリント」とか…。

「PdM」と「PM」の定義の違いを調べたり。

UX検定を受けておくと、プロダクト側の世界を体系的に知れて、そんな戸惑いもなくなると思うのでおすすめです。

www.uxia.or.jp

積み重ねてきた経験が違うので、最初はプロダクトメンバーと認識の差があって当たり前ですが、

相手の話している文脈がわかるようになると、業務のやりやすさがグッと上がります。

2. 自分の業務に活用できそうな考え方を吸収する

未経験の領域では、知らない情報を噛み砕いたり、整理したりするハードルが非常に高いです。

こういうときは、先人たちが体系的にまとめた情報にすがるのが一番手っ取り早いです。

  • プロダクト領域でよく使われている概念・考え方

  • 専門家が考えたフレームワーク

などなど。

書籍やオンラインセミナー、先人のまとめたオンライン記事など、インプットの方法も多様です。

実際、私はプロダクトに関する以下のような考え方と実業務をリンクさせることで、以前よりもリサーチの相談内容や求められるアウトプットへの理解が深まりました。

UXの5段階モデル

ダブルダイヤモンドとは?デザイン思考の実践的なフレームワークとその活用例

また、UXリサーチを通して以下の問題解決のフレームワークを叩き込めたのも良かったです。

フロント業務のときに感じていた、情報整理に対する苦手意識も払拭されました。

出典:自身の社内登壇資料から

3. 今までの自分の経験も大切にする

私の母は英会話教師でしたが、「英語だけできてもあかんで。英語と何かをかけ合わせて、はじめてオリジナリティが出るんやで」とよく言ってました。

たぶん、キャリアも同じで、

<これまでの経験> × <新しく挑戦する領域>

この掛け算で自分しかできないことを増やしていきたいと思ってます。

今年度は、フロント業務で得た知見をもとに、自治体さん向けのプロダクト課題を抽出するためのリサーチができ、自分の糧になっています。

終わりに、そして新機能のご紹介

5年間を振り返ると、いろいろ書きたいことが溢れてくるのですが、この記事はここらへんで終わりにします。 6年目からは、自分にしかできないことをどんどん増やしていきたいと思います。

最後になりますが、チョイスで最近リリースされた機能【お気に入りリストシェア機能】について少しご紹介させてください。

この機能は、 チョイスのお気に入りの中で、お礼の品のリストや寄付先自治体のリストを作って、他人に共有することができます!

これからの時期に、家族や友達とリストをシェアできるのでおすすめ🙌

ちなみに、以下は私が作った推しリスト・気になるリストです。

www.furusato-tax.jp

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今の期間、キャンペーンもやっています。 気になる方は年末に向けて、ぜひ使ってみてくださいね!

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