この記事はトラストバンク Advent Calendar 2024 の 21日目の記事です。
パブリテック事業部プロダクトグループのこんどうです。
「デジタル化総合プラットフォーム」サービス「LoGoフォーム」のプロダクトオーナーをしています。 LoGoフォームのプロダクト開発ではスクラム開発を2023年6月から実践しております。
昨年はプロダクトオーナーとして半年経過した時点での振り返りを記載しましたが、また1年経っての変化などを振り返っていきたいと思います。
チーム体制の変化
2023年11月から2024年9月までは開発者10名体制でLeSS(大規模スクラム)を実践してきましたが、10月からは開発者6名体制となり、LeSSからスクラムに変化しました。
体制の変化に対応するために、スキルトランスファーを進めましたが、そもそもLeSSを実践し、属人性を課題として捉えていたチームでもあったので、大きな混乱もなく適応することができました。
またこれまでスクラムマスターは外部のアジャイルコーチの方にパートタイムで参画いただいておりましたが、11月からフルタイムのスクラムマスターを採用することができました。
もともとLeSSであったことも相まって、開発者のスプリント中の行動が見えていなかったこともあり、フルタイムのスクラムマスターの存在はとても頼もしく、色々な気づきをもたらしてくれています。
今後はまたLeSS体制に戻し、価値提供のスピードを早めたいと思っており、各役割が学習してより良い体制になっていけたらと思っています。
スクラム(特にLeSS)についての学びを深めた(つもり)
スクラムやLeSSについての学びを深めるため、LeSS' Morningのイベントに定期的に参加して、他社の実践者の方とのコミュニケーションを取りました。
また10月に実施されたLeSS' Yoaké(レスの夜明け)にスポンサーとして参加させていただいたり、BasさんのCLP Trainingに参加し、内容を組織にシェアしていきました。 ※Silver sponsorです
隣の芝生は青くないこと、一歩ずつ失敗して学んでいくしかないなということを再認識しました。
またアジャイルコーチの助言もあり、CLPにはマネージャーを含む5名で参加できたことで、組織の課題について議論できたことで目線や方向性の共通化が進んだと思います。
(正しいと思われる)実践を続けてフィードバックを得て、経験主義的な継続的な改善が1番の学習だとは思いますが、閉じこもって自己満足に陥らないことが大事だと思ってます。
能力を高め続ける
チームのスコープも少しづつ拡大させていって、システム開発だけ から、リリース全般や監視・運用などと広げていきました。
それに伴ってDoDが追加され、他チームとの依存関係が減ることでフィーチャーチーム化を進め、価値提供までのスピードが上がるなどの効果を出しています。 一見当たり前に見えることを当たり前に実施することの難しさを感じながらも、目的を認識してもらうことで学習を進めて効果を出していっています。
※左から23年7月、24年4月、24年12月。監視・運用、リリースに関連する領域が増えた。
まとめ
プロダクトオーナーのお前は何をしたんだって話ですが、チームの成果を安定して出すため、プロダクトバックログアイテムの記載内容を工夫したり、他チームとのコラボレーションを促進してきました。
特にROIのInvestmentに注意して進めることで、安定した成果を出せるように工夫をしていきました。
プロダクトオーナーのROIというと、Returnに目が行きがちかとも思うのですが、チームや組織の現状に合わせて適応していくことが大事だと思ってます。
まだまだ知識も経験も判断も不十分で日々学習の日々ですが、チームと組織と皆で成長していって、自治体さんにより価値提供をしていきたいです。
最後に
まだまだ未成熟で変化も多く、完璧に向けた継続的な改善を続けておりますが、変化を楽しんで、一緒に挑戦していただける仲間を募集しております。
少しでも興味を持っていただけたらお気軽にご連絡ください!。
TO DARE IS TO DO