トラストバンクテックブログ

株式会社トラストバンクのプロダクト系メンバーによるブログです

AWSのカードゲームで遊んだら、AWS全然分かってなかったことが分かった話【AWS BuilderCards】

こんにちは、パブリテック事業部のわたなべ(か)です!

トラストバンクに入社してから半年と少し、インフラ周りでAWSを業務で扱う機会が一気に増えてきてウキウキしている私です。 もう少しAWSくんと仲良くなりたいな〜と思っていた矢先、JAWS-UG初心者部にて楽しそうなイベントがあったので参加してきました!

この記事ではイベントで出会ったAWSのカードゲーム『AWS BuilderCards』の紹介と、その後自チームに持ち帰ってBuilderCards体験会を実施した様子をお届けします。

🃏AWS BuilderCardsとは?

AWS BuilderCards は、Amazon Web Services が提供するクラウドサービスや、サービスを組み合わせたアーキテクチャを学べるカードゲームです。

(AWS builders.flash より引用)

お馴染みのEC2・Lambda・S3・Route53等はもちろん、EKS・Athena・CodeCatalystなどなど、初心者にとっては「聞いたことはあるけど使ったことない!」という絶妙なラインナップのサービスたちがカード化されています。

<私が扱いに困ったカードたち>

プレイヤーは毎ターン、それぞれの手札にあるクラウドサービスをイイ感じに組み合わせて「Well-Architected なアーキテクチャ」を構築します。 サービスごとに細かい特殊効果が設定されており、相性の良いサービスでシステムを構築すると立ち回りやすくなるようにできています。

最終的に「Well-Architectedポイント」を最も多く獲得したプレイヤーが勝者となるのですが、単にシステム構成を検討するだけなく相手プレイヤーが欲しそうなサービスをこちらが先に確保したり、相手が構築したシステムの矛盾点を指摘して妨害ディスカッションしたりもできる戦略性アリの対戦カードゲームとなっています笑

公式の日本語版紹介記事はこちらです↓

aws.amazon.com

🦈JAWS-UGでの体験会の様子

AWS BuilderCards体験会に潜入

6月初め、JAWS-UG初心者部 #65『AWS BuilderCards体験会』に参加しました。

このとき私はBuilderCardsは触ったことがなく、完全初心者でした。

jawsug-bgnr.connpass.com

会場が弊社オフィスだったこともあり、設営も少しだけお手伝いしつつ開場を待ちました。

<開場直前の様子>

テーブルにはそれぞれ新品のAWS BuilderCardsのセットが…。

1テーブルにつき1人分の猛者枠…!? 強そう…!

開会&サプライズ

イベントが始まり、開会の挨拶やBuilderCardsの紹介として猛者によるLTがありました。

AWSの学習や参加者のアイスブレイクにピッタリ!という熱量ある内容で、猛者の方も社内外でBuilderCardsを広める活動をされているとのことでとても愛を感じました。

<高まるBuilderCardsへの期待>

そしてなんと、サプライズでイベント参加者全員にAWS BuilderCardsの日本語版がプレゼントされました! これ持ち帰っていいんですか!!

ありがとうございます!!!布教します!!

そしてゲームスタート

ルール説明もそこそこに早速テーブルごとに対戦スタート!

1テーブルあたり4人のプレイヤーと1人の猛者の構成。

1ターンの進め方について猛者の解説を受けながら、最初はオンプレしか無かった手札に徐々にAWSのサービスが増えていきます。

プレイヤーたちは手元にあるAWSサービスを組み合わせて「EC2でWeb/APを構築し、RDSをDBとして使います。そして各種メトリクスをCloudWatchで取得します!」などの宣言をしながら行動していきます。

つまり、各サービスの使い方や仕様を把握していないとポイントを稼ぐことが難しく、猛者同士の戦いで適当なビルドを披露した日には「あ、そこEventBridge必要ですよね?」等の手痛いツッコミを受けることになります。

(今回は体験会だったので優しめのルールでした!!)

そしてなんと、BuilderCardsの日本語訳者ご本人がゲームの進行を見守り優しくマサカリ助言を投下してくれました。

私はというと、よく考えずに『Kinesisなんか強そう!!』と思って取得したままシステムを構成できず、猛者たちから「こんなん作れますよ」とアドバイスを受けながらプレイしました。悔しいっ!!涙

私のいたテーブルは長期戦となり、1時間で決着が付きませんでした。体感はあっという間でしたが、その間ずっとAWSアーキテクチャを考えながらプレイヤー同士で会話してたんですよね〜。

これは良いものを手に入れたゾ!ということで、ちょうど社内のチームメンバーで集まる機会があったので持ち帰って遊んでみることにしました。

🐯社内でもプレイしてみた

ビルダーズマットも印刷

社内のBuilderCards初心者だけでプレイするにあたりルールを説明しきれる自信が無かった私は、BuilderCardsの専用プレイマット「ビルダーズマット」を印刷しました。

こちらはBuilderCards日本語化プロジェクトのリポジトリで公開されており、A2サイズ(!?)の紙に印刷したものを半分に切って使う設計になっています。

これがあるだけでどのカードをどこに置けばいいか迷いづらくなるので初心者にはオススメです!

<夜な夜なアクセアでポスター印刷したビルダーズマットたち>

(遊びにもしっかりお金をかけるタイプ)

チームメンバーで対戦

ワークショップと交流会を兼ねてチームで集まった某日、1時間をBuilderCardsの枠として頂戴し社内で体験会を実施しました。

AWSの経験はバラバラなメンバーでしたが、プレイヤー4人+巡回役1人+説明役の私というイイ感じの役割分担でプレイできました。

<私のザックリすぎる説明を聞いたあと各カードの特殊効果を読み込むプレイヤーたち>

温厚で優しいメンバーが多いため、なぜか強いカードを他のプレイヤーに譲る行為が横行する紳士的な勝負となりました。

また、LambdaやEC2などのコンピューティングリソースがやはり人気で、場にLambdaのカードが出てきた際には歓声が上がるなど、日常生活ではお目にかかれない特殊な盛り上がりを見せました(それも楽しい!)。

<BuilderCards対戦を終えた紳士たち>

プレイした感想

BuilderCardsをプレイした多くの人が言及していますが、やはりAWS学習のモチベーション向上プレイヤー同士のコミュニケーション活性化の2点が期待できることが大きな特徴だと感じました。

AWSクラウドサービスの知識があればあるほど楽しめるゲームとなっており、初学者にとっては様々なサービスを知る機会になりますし、ある程度AWSを触っている方にとっても「あれ、このサービスとこのサービス連携できるっけ…?」と考えるきっかけになります。

私の場合はなんといっても「このサービス知らない…」というカードが何枚もあり、自分自身が全然AWSのことを知らないということを分からされました…。

特にJAWS-UGの体験会では自分の知らないサービスがあるせいでシステムが作れなかったことが恥ずかしかったため、体験会の後に実際にAthenaを触ってみるなどのアクションにも繋がっています。

あとはやはり…上級者同士のアーキテクチャの不備のツッコミ合いとか是非見てみたいですね…!✨(不純なワクワク)

おわりに

社内のコミュニケーションやAWSの学習に困っている方々はぜひBuilderCardsを遊んでみてください!

ただ、AWS BuilderCardsは一般販売されていないそうで入手したい場合は今のところ一部のAWSのイベント等に参加するしかないようです。

今後のJAWS-UGのイベント告知に目を光らせておきましょう👀