ロゴに隠された面倒なあれこれ〜誰でも目指せるロゴマスターへの道のり〜

こんにちは!こんばんは! トラストバンクデザイナーの脇川です。

突然ですが、みなさんは自社や他社のロゴガイドラインを穴が開くまで見つめたことはありますか?僕が予想するに大抵の方はまだ穴が開いてない思います。そして、一部にはガイドラインは知ってるけど見たことないよなんていう方もいるかと思います。そんな方には許されざる呪文を。。。

というのは冗談で、実際にまじまじと見る人が少ないのも現状なのですが、デザイナーとしては制作したからには理解してほしい!という微かなエゴがあるわけなのです。
今回は誰でも理解できるように我らがトラストバンクのサービスである「ふるさとチョイス」のロゴガイドラインを見ながら説明していきたいと思います。
これで明日からあなたもロゴマスターです。


そもそもガイドラインってなんであるのよ

これはとーーーーっても重要なお話です。ブランドを守るためです。

会社には企業活動を行うために自らの存在価値や理念、行動指針を定めたCI(コーポレートアイデンティティなるものが存在し、またその中にブランド全体の見栄えを左右する様々なデザイン要素について規定しているVI(ビジュアルアイデンティティがあるわけなのですが、その一部がロゴガイドラインな訳です。

既にめまいを起こしている方がいるかもしれませんね。

簡単に言うと弊社で言えばふるさとチョイスのロゴが黄色や緑になったらイメージ変わっちゃうよね!
小さすぎて見えなかったら意味ないよね!
大切なブランドなんだから大事にしてよ!ってことなわけですね


では実際に見ていきましょう

おいおい、待ってくれよ
早速よくわからない言葉が出てきたじゃないか

そんな言葉が聞こえてきそうですね〜



プライマリーロゴとセカンダリーロゴ

プライマリー?? セカンダリー????

ワシは英語圏の民ではないのでわからないのじゃ
というある種極めに極めた方々に説明すると

プライマリーロゴ

とりあえず迷ったらこれ使って!ロゴです。

雑に説明しましたが、優先的に使ってほしいロゴですね。
弊社のプライマリーロゴはこんな感じです↓

セカンダリーロゴ

優先度は低いけど全然使っていいからね!ロゴです。

伝え方が下手だとブログに向いていないということが今わかりました。
つまりプライマリーロゴが使いにくい場合はセカンダリーロゴになるわけですね。
こんな感じ↓

じゃあ1番ロゴ2番ロゴにすればよくないですか?
というある種極めに極めた方々から横やりが飛んできそうですがこれはアレですあの〜
かっこいいからです。
ほら、国境を越えて世界中の方々が見るかもしれないじゃないですね、ね
さてと、続いては



アイソレーション

先ほどの資料に「A」やら「0.25A」やらの数字とアルファベットが並んだパスワードが並んでいましたが、実はこれ脱出ゲームではありません。
これですね↓

これはロゴの周りに少しは余白欲しいよ!アピールです。

皆さんにもパーソナルスペースがあるようにロゴにもちょっと近づきすぎるとソワソワするよという距離感があるわけです。なるほど、となるとこれは尊重しなければなりません。あまり近くに要素を置きすぎないように気を付けてあげましょう。

続いては



ミニマムサイズ

先ほどの資料には小さいロゴも載っていましたね。
これです↓

見て分かる通りこれ以上小さいとハズキルーペなんだけどのスレスレがこのサイズです。
このロゴでいえば紙で印刷する場合は24mm以下にならないように、画面で見る場合には120px以下にならないようにしましょうということです。
国民全員がハズキルーペを持っているわけではないのでしっかりと守りましょう。



カラースキーム

どんな色が使われているんだろう?

ふるさとチョイスでは日本の伝統色を使用しており、メインカラーは「ふるさと色」というオリジナルカラーを採用しています。なんとも素敵な色です。

ん?待てよ?
なんか書いてあるな、、、

CMYKとRGB?HEX?

みなさん来ましたよ、短めのパスワード(じゃなくて専門用語)
と言いつつ聞いたことあるけどよくわからないという方も多いかと思います。
実際にイチから手取り足取り説明したい気持ちはやまやまなのですが、説明してくれている方が既にいらっしゃるのでこちらをぜひ(僕も時々お世話になるDigitalMarketingblog様ですね)

digitalidentity.co.jp

それでもめんどくさいよ!という方には要約しますとRGBHEXは画面で見るとき!CMYKは印刷するとき!これに尽きます。

RGB光の3原色(なんか聞いたことある)でCMYK印刷の4原色(なんか聞いたことない)なわけなのですが、RGBの方が多くの色を再現できます。CMYKは明度の高い色の再現が難しい上、色がぼやけたりくすんだりすることもあります。

じゃあ全部RGBで印刷もすればいいじゃないか
というある種極めに極めた方々からまたまた横やりが飛んできそうですが、ぜひモニターで見たものを家のプリンターで印刷して見比べてみてください。色の違いに涙が流れます。どうしても気になる方はおもむろに家や会社のコピー機を解体してみてください。きっとマゼンタやシアンといった名前のインクが漏れ出てくることでしょう。それが真実なのです。
そんなこんなで次がラスト



禁止事項

変形させたり装飾したらダメ!

要約すると大切に扱ってほしいよということです。
アイソレーションのお話ミニマムサイズのお話と同じように勝手に装飾したりフォントを変更したり、潰したり、煮たり、焼いたりしちゃだめだよということです。


コントラストに気をつけて!

こちらも端的に言えば、存在感薄くしちゃダメということです。せっかくなのでぜひ目立たせてあげてください。あなたの選択でロゴは陽にも陰にもなり得るということです。何お話しでしょうか。ではお次。


背景がつくときも注意!

ふるさとチョイスのロゴは写真の上に載せることが可能なのですが、あまりにも背景に溶け込んでしまうのは良くないよということです。これはロゴですか?フォトグラフですか?とデザイナーの後輩に質問されたらたまったものじゃありません。加えて、こちら会社によってはそもそも写真素材の上にロゴを載せること自体NGなこともあるので、とーーーっても注意が必要です。



まとめ

ということで長々と読んでいただいたロゴブログもこの辺でまとめです。
ここまでこんなことをお話ししました。

  • ガイドラインって何(ロゴはとても大事だよ大切にしてね)
  • プライマリーロゴ(優先して使ってね)
  • セカンダリーロゴ(これでもいいよ)
  • アイソレーション(余白とってね)
  • ミニマムサイズ(小さすぎると見えないよ)
  • カラースキーム(こんな色を使ってるよ)
  • 禁止事項(これだけはマジでやめてね!)

といった感じです。

雑ですね!最後にちょっとだけ真面目に話すと弊社では外部のデザイナーさんから、弊社のロゴを使用したデザインが上がって来ることがあります。その際は、我々社内のデザイナーが確認するのですが(ロゴのガイドラインに沿っているかどうかも含め)やはり怪しいなというところがたま〜〜〜にあったりするわけなんです。
弊社パイセン「これデザインきた!見といて!よろしく!」
ペーペーデザイナーワシ「はい!」
という感じでもちろん確認するわけなのですが、少しでもロゴについて詳しくなるとどうでしょう
弊社素敵パイセン「なんかちょっとロゴの周りがパツパツに見えるのですがこれはガイドラインに反してたりしますかね」
ペーペー素敵デザイナーワシ「はい!」
となるわけです。

つまりロゴについて社内のみんなが詳しくなることで、ダブルチェックにもなるわけですね。これがとても重要でかつデザイナーにとってはものすごくありがたいのです。
ということで普段「あまりロゴのガイドラインって見たことないな〜」という方はぜひ自社のガイドラインを穴が開くまで見つめてみてください。

以上、トラストバンクデザイナーの脇川でした。



最後に

弊社トラストバンクでは様々な職種で絶賛採用中です! 気になった方、是非お気軽にご連絡ください!

www.wantedly.com